専門家(社労士)に相談後、助成金の枠を絞って調べた方が効率的!
助成金といっても実に多くの助成金が存在します。自分でネットで調べると、ある程度は見つかるものの現在もあるのか?といった疑問が浮かんできます。結局は餅は餅屋です。素人だけど調べることは大事ですが、ある程度理解した上で調べる方がはるかに効率的でです。
まずは社労士に無料で相談できないものかと考えました。お金もかけられないですからね~。
知り合いの社長ケアマネさんに相談したところ、介護労働安定センターを教えてくれました。また、創業セミナーを受けたIDECにも聞いてみたところ、社労士の無料相談を受けられることがわかりました。
助成金の無料相談(社労士が対応)
①横浜市企業経営財団IDEC ・・・中小企業診断士が沢山いますが、社労士も2/wくらいで無料相談を受け付けてくれるようです。アポイントは必須です。
②介護労働安定センター神奈川支所・・・雇用関係をはじめとした労基系のことを詳しく教えてくれます。労務で困ったらまた伺いたいですね。こちらも当然ですが、アポイントは必須です。
共通することは、沢山の助成金が生まれる一方で、沢山の助成金が廃止されるという現状。とはいっても随分と長い期間存在している助成金もある。
介護保険導入当初は創業というだけで、半額助成します!人を雇うだけで助成します!といった助成金があったようです。ただ現状は向かい風状態。
私は38歳で起業しましたが、40歳以上の起業だと創業費の半額を助成してくれるものもあったようです。残念。
ですが色々と多くのことを学びましたので、利益のある時間であったことは間違いありません。
Q.助成金を活用している企業は何パーセントくらいでしょうか?感覚でいいので教えてください?
A.統計をとったわけではないので何とも言えないが、多分2~3割位だと思います。
ということは、そこに目を向けていないか、目を向ける時間がないのか、申請が難しのか?等の理由が挙げられるような気がします。
私の場合は、忙しくて助成金どころではないというのが実際のところでした。ケアマネが3人になるまではあっという間で日々新規との戦いでした(笑)いろいろな助成金がある一方で、活用できる現実的な助成金は絞られてきます。キャリアアップ助成金は居宅介護支援であっても十分活用できる助成金です。
2年目に差し掛かったところで、助成金もそうですが、労務関連の業務がケアマネ業務を行いながら出来ないと判断し、社労士に業務委託しました。その為、私は助成金の申請書作成から申請等、すべて社労士に委託して行っています。
社労士に業務委託するには、色々と悩んだ末の事です。 とにかく自分の時間を作らなくては、管理業務や社長業ができない。 費用が高いかなと感じていましたが、一般的に月20,000~30,000円程度ではないでしょうか?居宅の固定費20,000~30,000円って高いですよね(汗)
キャリアアップ助成金
有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者といったいわゆる非正規雇用の労働者(以下「有期契約労働者等」という)の企業内でのキャリアアップ等を促進するため、これらの取組を実施した事業主に対して助成をするものです。
- I 有期契約労働者等の正規雇用労働者・多様な正社員等への転換等を助成する「正社員化コース」
- II 有期契約労働者等に対する職業訓練を助成する「人材育成コース」
- III 有期契約労働者等の賃金規定等の改定、健康診断制度の導入、賃金規定等の共通化、週所定労働時間を延長し、社会保険加入ができるようにすることを助成する「処遇改善コース」
※参考URL:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/career.html
ポイントになるのは正社員化コースです。これとても良いです!
① 有期 → 正規:1人当たり 57万円<72万円>
② 有期 → 無期:1人当たり28万5,000円<36万円>
③ 無期 → 正規:1人当たり28万5,000円<36万円>
会社として人を育てようとちゃんと取り組んでる企業であれば、ご褒美のような感覚です。
※6か月で雇用が終了したとしても、解雇ではないので何も問題ないようです。使用期間もしっかりと設けられ、正社員化出来たら60万円の助成金というのは大きいです。60万は簡単には稼げません。返金の必要がないお金というのはとても貴重です。だからこそ、そこに目を向ける必要があると思います。
キャリアアップ助成金以外にも沢山の助成金があります。額が小さかったり、これは無理だろうと思える助成金も沢山ありますが、必要であれば調べてみたり、社労士の無料相談で確認されることを進めします。
私が思うキャリアアップ助成金
あくまでも個人的な見解です。
従業員が入社した時、従業員も今までの価値観を変えなくてはいけない事が多い為、大体の人はそれなりに葛藤します。そういった時、会社はそれなりの時間を費やす必要があります。人を育てなくてはいけないので当然です。
入社時から半年程は、『稼ぐ金額 < 量力と出費』になります。ですが徐々に効率良くなっていくので、件数をこなせるようにもなり、引いては稼げるようになります。初めは労力がかかるからと言って給与を減らすことはできません。だからこそ、その部分の助成という意味でこのキャリアアップ助成金があると考えています。
居宅介護支援はお金が稼げない。だから、併設サービスに流せばいいといのは違いますよね。90%はそれですが。
独立型居宅介護支援で勝負するなら、特にこの助成金は要チェックしてほしいです。
トライアル雇用助成金
こちらの助成金も現実的な助成金だと思いますが、額が大きくありません。又、実際にうちの会社でも申請に至ったケースはありません。
参考URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/trial_koyou.html
助成金を自分で探す
無料相談でこちらのサイトを教えてくれました。色々な情報が調べられるのでチェックしてみてください。
ミラサポは、公的機関の支援情報・支援施策(補助金・助成金など)の情報提供や、経営の悩みに対する先輩経営者や専門家との情報交換の場を提供する、中小企業・小規模事業者の未来を支援するサイトです。
まとめ
①どんな助成金があるのか、自分で調べてみる。
②どの助成金が現実的なのかを知る
③社労士の無料相談することで助成金情報が得られる。
④申請書作成や申請等手間を考えれば社労士に業務委託をするのが無難。